地産地消料理教室

第18回あなご

今回は、泉州産「あなご」をメインにしたお正月のおもてなし料理と、旬の泉州野菜の素材と味わいを楽しむメニュー5品をご紹介いたしました。

まだまだコロナウイルスの影響が続く中、感染対策を万全に行い、フードスタイリストでフォトスタイリストでもある川崎利栄先生の指導のもと、10名の参加者の皆さまと元気に楽しく実習いたしました。

Line up
本日の食材

「あなご」の産地として知られる大阪湾は、海流が穏やかで比較的浅く、あなごの幼魚にとってとても棲みやすい環境です。
餌も豊富で、あなごの成長に理想的な環境であり、旬の時期に漁獲され食卓へと運ばれます。
また、あなごは栄養価が豊富で、うなぎとともに夏バテ防止に良い食べ物だとされています。
大阪湾のあなごは、分厚い身のふっくらとした食感が絶品で、泉州では様々なあなごの調理法が浸透しています。
今回のあなごは、忠岡漁業協同組合より入手しています。

春菊は、冬の代表的な緑黄色野菜で、旬は11月から3月ぐらいまで。
関西地方では「菊菜(きくな)」と呼ばれています。大阪府は春菊の出荷量が全国1位で、特に泉州地域は府内最大の産地です。

関東で生まれた「小松菜」は江戸庶民の重要な冬の野菜でしたが、現在では大阪でも栽培され、泉州地域、中部地域が主産地。葉にやや丸みがあり、表は濃い緑色、裏はやや薄い緑色なのが特長。浸し物、和え物、煮物、炒め物など幅広い料理に利用できます。

岸和田市で開発されたにんじん「彩誉(あやほまれ)」
収穫の最盛期は12月~2月下旬。独特のクセがなく、生で食べても甘くておいしく、熱を加えて調理すればさらに甘さが引き立ちます。

「柚子(ゆず)」は日本で古くから調味用柑橘として利用されており、中国・長江の上流が原産といわれる柑橘。果皮はゆず肌といわれるように凹凸が激しい。夏場の緑のものを青ゆず、秋から出回るものを黄ゆずと呼ぶ。11月~翌1月の出荷量が多い。

適度な酸味と甘みのバランスが取れている「温州みかん」
泉州や南河内地域の丘陵部では、古くからコクのある味の良いみかんの生産が盛んです。

岸和田市農業研究クラブに属されている専業・兼業農家の女性たちが立ちあげた「あぐり酵房」の「白味噌」は、 熟成期間が短いので、甘いのが特長です。麹からすべて手作りで、添加物なしの上、国産原料を使用しています。

岸和田産のお米「ひのひかり」は、太陽のように光り輝いて厚みがある食感と食味が特長で、粒のねばりがしっかりと感じることができ、ねっとり・もっちりでやさしい味のお米です。

Teacher Profile
講師紹介

川崎  利栄    先生(フードスタイリスト・フォトスタイリスト)  Web siteはこちら

家族のためにお弁当を5,000個以上作ってきた実績と料理写真が評価され、
レシピサイトNadiaのNadia Artsitとして企業のレシピコンテンツに多数携わる。
レシピ作成・スタイリング・撮影などマルチな活動を展開中。
著書「朝8分のほったらかし弁当」は、Amazonのお弁当ランキング1位を獲得。

Today's menu
本日の献立

Let’s Cookig
実習 と 実食

調理風景

How to filet Conger eel
あなごの下処理方法

 あなごの下処理方法

あなごの下処理と、臭みを消すためのポイントを
ご紹介しています。

Voice

参加者の声

あなごの変わり天ぷらは、見た目も豪華で食べてなおいっそう美味しかったです。
あなごの下処理の仕方が分かってよかった。臭みがなくて美味しい。
あなごは大好物で、下処理も教えていただいたので色んなアレンジ料理にも挑戦します。
にんじんをピーラーで薄くして料理に使うのは色々アレンジできそう。サッと火が通って便利。
あなごのゆず蒸しはやさしい味で美味しかったです。あなごの旨味が他の野菜にも染み込んでてGOOD!
ゆり根ごはんは、ホクホクしてて美味しかったです。
蕪の優しいお味は冬にぴったりで大満足です。
フライパンで作る蒸し料理は簡単で嬉しい!
白味噌汁が美味しかった!野菜の出汁が出ていてほっこりします。
ほうじ茶の寒天がほろ苦で、あんこや白玉との相性が抜群でした。
普段使わない食材を使った料理は新鮮でとても美味しかったです。
久しぶりの料理教室の参加で、知り合いもいなくて心配でしたが、楽しくお料理できました。

Epilogue
終わりに

集合写真

最後に全員で記念撮影。
皆さまお忙しい中お集まりくださり本当にありがとうございました!
地産地消料理教室は、地元で採れた旬の食材を使ったレシピの紹介や
お料理をすることで地域の活性化に努めています。
今後とも継続して開催してまいりますので、皆さまの参加をお待ちしています。