地産地消料理教室

地産地消料理教室 第10回『ファブリックきのこ』開催レポート

今回は、忠岡町で新しく開発された特産品「忠岡ファブリックきのこ」をふんだんに使い、きのこ持ち味をめいっぱい引き出したレシピ料理4品をご紹介しました。厳しい寒さとなったこの日、郷土料理研究家の藤村加代子先生と奥イト先生の指導のもと、17名の参加者の皆さまと美味しく、楽しく実習しました。

ファブリックきのこ

きのこ ファブリックきのことは?

従来のおがくずを使用せず、繊維素材を基材とした菌床栽培です。基材は再利用も可能であり、場所もとらずエコなきのこ作りで、都会での新しい栽培方法として期待されています。
忠岡町では、泉州タオルを使用した「忠岡ファブリックきのこ」として、菌床栽培をしています。
今回の地産地消料理教室では、忠岡ブランド創造事業研究施設(通称:きのこラボ)で栽培された「たもぎだけ」「ひらたけ」を使ったきのこ料理をご紹介しています。

きのこ きのこの旬

きのこ類は、「天然もの」と「栽培もの」があります。
「天然もの」の旬は主に秋。ハウスや室内施設で栽培される「栽培もの」(ファブリックきのこを含む)は、温度や水などの管理のもとで育ち、年間を通して安定供給されます。

忠岡ファブリックきのこ

ファブリックきのこ

きのこ たもぎだけとは?

たもぎたけは、北海道・東北地方に自生し、黄金しめじやゴールデンしめじとも呼ばれています。独特な匂いがあり、歯切れがよく、色鮮やかで視覚的にも美しいきのこです。とてもダシが良く出るきのことして人気があります。

 

きのこ たもぎだけの栄養素

抗ガン作用の主成分であるβ-グルカンがアガリクスより多く含まれており、健康食品としても注目されています。また、肥満や便秘にも効果があるといわれるキシロースと、アミノ酸の一種であるエルゴチオネインも多く含まれ、抗酸化活性の高い薬効性の面も注目されています。

ファブリックきのこ

きのこ ひらたけとは?

ひらたけは、古くは日本中で食べられてきた大変おいしいきのこの代表格で、世界的にも「オイスターマッシュルーム」と称され愛されています。30年ほど前までは、全国的に栽培がおこなわれていましたが、現在では栽培のしやすいブナシメジに取って代わられ、生産者の減少から珍しいきのこになってしまいました。

 

きのこ ひらたけの栄養素

血液や肝臓のコレステロール値の低下が報告されるなど、おいしさだけではなく、機能性の両面から見直して頂きたいきのこです。

藤村先生
本日の講師紹介

藤村 加代子  先生

郷土料理研究家。大阪の食文化研究会の幹事も務める。
自身で料理教室を開くなど、食に関わる数々の取り組みを通じて、地域の素材を生かし健康にこだわった手作り料理の大切さを提唱されている家庭料理の第一人者です。

実食!

実習が終わるとお待ちかねの
実食タイム。
皆さま、忠岡町の新名物
「忠岡ファブリックきのこ」の話題を
しながら楽しくいただきました!

参加者の声
きのこが大好きなので、きのこづくしのこのメニューは大満足です。
きのこは低カロリーで整腸効果もあるので安心して完食できました!
たもぎたけを初めて食べました。歯ごたえがあってとっても美味しかったです。
忠岡産のきのこに感激しました!ラボの見学に行ってみたいです。
きのこの香りと風味を存分に感じるお料理ばかりでした。
たもぎたけは、色も鮮やかなのでピザのトッピングにしてみたいです。
きのこのバターライスは、パエリア風でおしゃれなランチをしてる気分になりました。
ごちそうさまでした!
きのこたっぷりのさっと煮は、きのこ&ごぼう両方の食感を楽しめました。
先生の捨てるところのないエコ料理は毎回勉強になります。盛り付けも参考になりました。

最後に全員で記念撮影。
皆さまお忙しい中お集まりくださり本当に
ありがとうございました!
地産地消料理教室は、地元で採れた旬の食

材を使ったレシピの紹介やお料理をする

ことで地域の活性化に努めています。
今後とも継続して開催してまいりますので、
皆さまの参加をお待ちしています。